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医療法人 仁楡会
仁楡会札幌病院

泌尿器科(人工透析)・血管外科・麻酔科

35周年を迎えた泌尿器科・人工透析専門病院
最新医療の提供で地域住民から信頼獲得

 仁楡会札幌病院は、泌尿器科・人工透析の専門病院として1988年に開院。2023年6月には開院35周年を迎えた。21年8月に新築移転しており、外来患者数や手術件数も増加。丸晋太朗理事長は「地域のみなさまからの信頼を感じています。さ細な症状から大きな手術まで、専門治療を通して、期待に応えていきたい」と語る。
 尿管結石や排尿障害などの泌尿器科系疾患全般に対応。60床の透析室を設けており、系列の澄腎クリニック(豊平区平岸)50床と合わせて、入院・外来・夜間・臨時(旅行)の透析にも対応している。
 前立腺肥大症に対しては、最新の手術法を導入している。18年に道内で初めて「接触式レーザー前立腺蒸散術(CVP)」を導入したが、22年10月には最新型ファイバー「XCAVATOR(エクスカベーター)」を追加。体への負担が大きい核出術でのみ対応可能だった100cc超の前立腺肥大にも対応できるようになった。
 さらに23年5月には、22年9月から国内での施術が可能になった「経尿道的水蒸気治療(WAVE)」も導入。水蒸気を前立腺組織内に噴霧・充満させることで、肥大部分を壊死させる低侵襲な手術法だ。丸理事長は「手術時間は10分程度で、出血や痛みがほとんどない。抗血栓薬を服用中でも適用可能なため、これまで手術ができなかった超高齢や合併症、出血傾向のある患者さんも手術ができるようになっています」とメリットを語る。
 院内には100m²超のリハビリ室も設置。がん患者など日常生活動作(ADL)が低下した患者が社会活動に戻るまでのサポートにも注力している。丸理事長は「50周年に向け、安全かつ良質な医療の提供により、地域に必要とされる病院として存在感を高めていきたい」と意欲的に語った。
理事長/丸 晋太朗
2003年獨協医科大学医学部卒業。13年北海道大学大学院医学研究科医学専攻博士課程修了。帯広厚生病院、市立札幌病院を経て、16年より現職。日本泌尿器科学会指導医・専門医。医学博士

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