東胆振圏内初の地域医療支援病院指定
病診連携で高度なチーム医療を提供
110年以上、東胆振・日高地域の基幹病院として中心的役割を果たしてきた王子総合病院。病床数440床、ICU8床、血液浄化室30床、外来化学療法室20床などを擁し、27科、医師87人(初期臨床研修医含む)以上で診療にあたる。2023年には地域医療の中核を担う役割となる地域医療支援病院として東胆振圏域内初の承認。地域がん診療病院、地域災害拠点病院、地域周産期母子医療センターの指定、病院機能評価機構認定のほか、東胆振・日高地域の2次救急医療機関として救急車搬送患者数は約4500人となった。
23年には核医学画像診断装置を更新し、診療機能の向上を図った。最新鋭のCTや2台のMRI、がん診断に威力を発揮するPET/CT装置、がん放射線治療用装置を備え、がん治療などの高度な医療を実践。手術支援ロボットのダ・ヴィンチによる低侵襲な手術に関しても、泌尿器科・婦人科・消化器外科・呼吸器外科において積極的に行っている。また、がん診療については常勤の放射線治療専門医による放射線治療や、年間9000件を超える抗がん剤治療を実施。24年度からは放射線診断専門医を常勤配置し放射線診断科を開設したほか、放射線治療装置も更新するなど、さらなる診療機能の向上が図られる。また、圏内唯一の診療部門となる心臓血管外科では胸部・腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術を行い、循環器内科では毎年200例以上の経皮的冠動脈インターベンションを実施。24年度も地域医療連携に力を入れ、地域の「かかりつけ医」と入院検査・治療が必要になった際の病院の主治医との2人主治医制を推進する。病院理念にある「安全で最善の医療を提供」のため人材の確保・育成にも注力している。※データ数字23年度実績
23年には核医学画像診断装置を更新し、診療機能の向上を図った。最新鋭のCTや2台のMRI、がん診断に威力を発揮するPET/CT装置、がん放射線治療用装置を備え、がん治療などの高度な医療を実践。手術支援ロボットのダ・ヴィンチによる低侵襲な手術に関しても、泌尿器科・婦人科・消化器外科・呼吸器外科において積極的に行っている。また、がん診療については常勤の放射線治療専門医による放射線治療や、年間9000件を超える抗がん剤治療を実施。24年度からは放射線診断専門医を常勤配置し放射線診断科を開設したほか、放射線治療装置も更新するなど、さらなる診療機能の向上が図られる。また、圏内唯一の診療部門となる心臓血管外科では胸部・腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術を行い、循環器内科では毎年200例以上の経皮的冠動脈インターベンションを実施。24年度も地域医療連携に力を入れ、地域の「かかりつけ医」と入院検査・治療が必要になった際の病院の主治医との2人主治医制を推進する。病院理念にある「安全で最善の医療を提供」のため人材の確保・育成にも注力している。※データ数字23年度実績
- 院長/岩井 和浩氏
- 1985年北海道大学医学部卒業。2020年4月より現職。日本外科学会・日本消化器病学会・日本消化器外科学会各専門医・指導医。日本乳癌学会認定医。日本医師会産業医。医学博士