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　1999年に開設された浪岡内科消化器科クリニックが、2024年4月に事業継承した越智龍太郎院長によって、同年11月より「沼ノ端内科・脳神経クリニック」として新たなスタートを切った。
　越智院長は道内の病院で内科全般の診療に携わってきた総合内科専門医であるとともに、神経内科専門医として、急性期から慢性期までさまざまな神経・筋疾患の診療にも豊富な経験を持つ。「脳神経内科は脳・脊髄から末梢神経・筋肉に至る神経回路の異常を診断・治療する内科です。神経・筋肉は全身に張り巡らされているため、診察時は全身を診る必要があります。主な症状は、力が入らない、手の震え、けいれん、まひ、ろれつが回らない、歩きにくい、転びやすい、ふらつき、めまい、意識障害、痛み、しびれ、頭痛、物忘れなどがありますが、他の診療科では適切な診療ができず、困っている患者さんに適切な治療を提供することが脳神経内科医としての私の使命だと思っています」と越智院長。専門の領域に関わらず“何でも相談できるかかりつけ医”になることを目指し、生活習慣病を適切に管理・治療して、脳卒中や認知症、その他の神経障害など重大な疾患を予防する、予防医療にも力を入れている。また専門性の高い治療が必要な疾患や、CTやMRIなどの精密検査が必要な場合は、近隣の専門病院や総合病院と連携し、患者にとって最適と思われる医療の提供に努める。
　さらに越智院長は、臨床遺伝専門医でもあり、遺伝性乳癌卵巣癌症候群などの遺伝性腫瘍や遺伝性神経疾患などの検査や治療など、最先端医療にも精通。初診時の問診では家族歴や患者の生育歴などにも着目し、将来を見据えた病気の早期発見に尽力し、丁寧で分かりやすい説明を心掛けている。