環境変化に適応する充実した診療体制
質の高い治療水準で地域医療に貢献
東胆振・日高の医療に不可欠な存在として進化を続ける苫小牧日翔病院。地域に根差した常勤医に加え北大病院から毎日出張医師が赴任し協業することで時代に応じた最善の医療の提供に努めている。看護師をはじめ医療スタッフも病床規模に対して十分な人数を確保しチーム医療にまい進している。
急性期医療を担う同病院だが透析医療も充実。担当医5名に加え各診療科の専門医の支援を得られる体制を整え、透析医療の基幹病院となっている。重篤化した患者の他院からの紹介受け入れも多く、患者数約300人と道内では3番目の大規模施設となる。
医療機器や情報機器の整備にも積極的で、経鼻内視鏡やPACS(画像情報システム)は地域で最初に導入。1.5テスラMRI、64列CT、3D-DSA血管造影装置など多くの医療機器を擁し、毎年更新・拡充投資を行っている。
2022年には64列CTを東北以北で1号機となるGE社の最新モデルに更新。最新のAIにより低被ばくで高精細な画像を得られることで患者の安全と正確な診断の両立に寄与している。また、電子カルテなどHIS(病院情報システム)の更新も行い診療情報の正確・迅速な共有を実現している。
コロナ渦においては重点医療機関として地域医療を支えた。発熱外来は完全に独立し、車椅子患者に対応できる空間に強制換気・空調・専用トイレなどの恒常的な設備を整備。22年には外来に冷房を完備。24年夏からは全病室に冷房完備を予定。患者向けにセキュリティーの高いFree-WiFiも提供している。舘山美樹理事長は「人材の強化と、最新の医療機器の更新を続けることで、都市部格差をなくし、この地域で全国標準以上の医療を受けられるよう努めたい」と話す。
急性期医療を担う同病院だが透析医療も充実。担当医5名に加え各診療科の専門医の支援を得られる体制を整え、透析医療の基幹病院となっている。重篤化した患者の他院からの紹介受け入れも多く、患者数約300人と道内では3番目の大規模施設となる。
医療機器や情報機器の整備にも積極的で、経鼻内視鏡やPACS(画像情報システム)は地域で最初に導入。1.5テスラMRI、64列CT、3D-DSA血管造影装置など多くの医療機器を擁し、毎年更新・拡充投資を行っている。
2022年には64列CTを東北以北で1号機となるGE社の最新モデルに更新。最新のAIにより低被ばくで高精細な画像を得られることで患者の安全と正確な診断の両立に寄与している。また、電子カルテなどHIS(病院情報システム)の更新も行い診療情報の正確・迅速な共有を実現している。
コロナ渦においては重点医療機関として地域医療を支えた。発熱外来は完全に独立し、車椅子患者に対応できる空間に強制換気・空調・専用トイレなどの恒常的な設備を整備。22年には外来に冷房を完備。24年夏からは全病室に冷房完備を予定。患者向けにセキュリティーの高いFree-WiFiも提供している。舘山美樹理事長は「人材の強化と、最新の医療機器の更新を続けることで、都市部格差をなくし、この地域で全国標準以上の医療を受けられるよう努めたい」と話す。

- 理事長・院長/舘山 美樹氏
- 1982年北里大学医学部卒業。道内主要病院勤務を経て北大第3内科入局。95年苫小牧日翔病院勤務、2005年同院副院長、15年院長、16年理事長就任