2024年3月ダヴィンチ導入
専用手術棟「da Vinci WING」稼働
1978年に北海道初、また全国最多のベッド数を有する泌尿器科単科病院として開業した三樹会泌尿器科病院。尿管結石や前立腺肥大症、前立腺がんなどの疾患に対して「人に優しい泌尿器科医療」を提供している。2024年3月には、道内の泌尿器科単科病院では初となる手術支援ロボット「da Vinci」を導入。専用手術棟の「da Vinci WING」も稼働し、すでに多くの症例で実績を上げている。同病院では手術後の尿失禁や性機能障害などの合併症を減らすケアとして、ダヴィンチ手術を生かしているのが特徴だ。佐藤嘉一理事長・院長は「ロボット手術はもう珍しい方法ではなくなり、後発でこの手術を始める私たちは、患者様に新たに何を付け加え提供できるのか、と考え始めました。ロボット支援手術を通じ患者様の納得と安心のもとに泌尿器科がんの治療を行っていきます」と語る。
そのほか、同病院では前立腺肥大症に関しては前立腺肥大症センターを設置し薬物治療をはじめ、ホルミウムレーザー前立腺核摘出術(HoLEP)、経尿道的前立腺吊り上げ術(ウロリフト)、経尿道的水蒸気治療(WAVE)といった手術療法を駆使している。23年8月には泌尿器がんに対する免疫チェックポイント阻害薬を使ったがん治療を札幌市内の泌尿器科単科病院として初めて開始。多職種によるチームを立ち上げたほか、合併症対策も市内5つの医療機関と連携体制を構築。また、現在建設が進んでいる新病院の竣工も見えてきている。佐藤理事長は「待ち時間の少ない効率的な診療のため、ハード・ソフト両面で整備を進めている。地域の皆様に寄り添うことで、北海道の泌尿器科医療への貢献をより一層強めていきたい」と意欲的に語っている。
そのほか、同病院では前立腺肥大症に関しては前立腺肥大症センターを設置し薬物治療をはじめ、ホルミウムレーザー前立腺核摘出術(HoLEP)、経尿道的前立腺吊り上げ術(ウロリフト)、経尿道的水蒸気治療(WAVE)といった手術療法を駆使している。23年8月には泌尿器がんに対する免疫チェックポイント阻害薬を使ったがん治療を札幌市内の泌尿器科単科病院として初めて開始。多職種によるチームを立ち上げたほか、合併症対策も市内5つの医療機関と連携体制を構築。また、現在建設が進んでいる新病院の竣工も見えてきている。佐藤理事長は「待ち時間の少ない効率的な診療のため、ハード・ソフト両面で整備を進めている。地域の皆様に寄り添うことで、北海道の泌尿器科医療への貢献をより一層強めていきたい」と意欲的に語っている。
- 理事長・院長/佐藤 嘉一氏
- 1986年札幌医科大学卒業。97年アルバート・アインシュタイン大学留学。日本泌尿科科学会専門医・指導医。日本内視鏡外科学会技術認定医など。札幌医科大学臨床教授