最新の医療体制で多様化するがん治療に対応
高度ながん治療を実践する
全国有数の民間専門病院
「悪性腫瘍の診断、治療、再発および終末期医療まで一貫して行うこと」を最大目標とする恵佑会札幌病院は1981年の開設から40年目を迎えた2021年、がん治療の機能をより充実させるため、白石区本通9丁目に移転。終末期医療に対応する緩和ケア病棟(20床)含め229床を有し、がん治療への取り組みを一層強化するため充実した医療環境を整えている。
同病院は09年に「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受け、10年には社会医療法人の認定を受けた。また11年には恵佑会第2病院を前恵佑会札幌病院から徒歩3分の場所に新築移転し、新たにスタート。歯科口腔外科クリニック・矯正歯科クリニック(いずれも中央区大通)を含め、法人全体でがん治療を柱に良性疾患から悪性疾患まで幅広くカバーしている。
道内はもとより全国有数のがん治療を実施する民間専門病院で、食道がんをはじめ胃がん、大腸がんなどの消化器系悪性腫瘍の外科手術や内視鏡治療では国立がんセンターや大学病院をしのぐ治療実績がある。このほか呼吸器外科系、耳鼻科・口腔外科の2科による頭頸部系疾患でも診療実績は道内トップレベル。
「がん治療に関しては『集学的治療』という言葉がありますが、当病院では手術、放射線、化学療法といった複数の治療法を組み合わせて患者さんに最適な治療を行っています。手術では複数の科の医師が協力して行っています。またPET-CTなど高性能機器を用いた画像診断を行い、放射線治療では強度変調回転放射線治療(VMAT)なども導入し、安全性や確実性に配慮した治療を行っています。当病院ではこのような日進月歩の多様化したがん治療に対応すべく体制を整備してまいりました。もちろん悪性腫瘍以外の一般治療にも全力を尽くしております」と食道がん治療の熟練者として全国的に知られる細川正夫会長は話す。
同病院は09年に「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受け、10年には社会医療法人の認定を受けた。また11年には恵佑会第2病院を前恵佑会札幌病院から徒歩3分の場所に新築移転し、新たにスタート。歯科口腔外科クリニック・矯正歯科クリニック(いずれも中央区大通)を含め、法人全体でがん治療を柱に良性疾患から悪性疾患まで幅広くカバーしている。
道内はもとより全国有数のがん治療を実施する民間専門病院で、食道がんをはじめ胃がん、大腸がんなどの消化器系悪性腫瘍の外科手術や内視鏡治療では国立がんセンターや大学病院をしのぐ治療実績がある。このほか呼吸器外科系、耳鼻科・口腔外科の2科による頭頸部系疾患でも診療実績は道内トップレベル。
「がん治療に関しては『集学的治療』という言葉がありますが、当病院では手術、放射線、化学療法といった複数の治療法を組み合わせて患者さんに最適な治療を行っています。手術では複数の科の医師が協力して行っています。またPET-CTなど高性能機器を用いた画像診断を行い、放射線治療では強度変調回転放射線治療(VMAT)なども導入し、安全性や確実性に配慮した治療を行っています。当病院ではこのような日進月歩の多様化したがん治療に対応すべく体制を整備してまいりました。もちろん悪性腫瘍以外の一般治療にも全力を尽くしております」と食道がん治療の熟練者として全国的に知られる細川正夫会長は話す。
2021年8月に新築移転
最新医療体制で高度医療を提供
21年8月に白石区本通9丁目に新築移転した恵佑会札幌病院は、放射線治療機器などは全て一新され、ダ・ヴィンチXiも含め、最新の医療提供体制が整備されている。11年に道内2施設目となる手術用ロボット(ダ・ヴィンチS)を導入し、前立腺がんに対するロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術を開始して以来、着実に適応領域を広げてきたが、現在は道内でも珍しく第4世代のダ・ヴィンチXiを2台所有している。3D画像と手振れのない関節を持つ鉗子により精密で繊細な手術が可能で、出血量、術後疼痛・開腹、合併症などで低侵襲とされ、患者の受けるメリットは大きい。22年の実績を見ると、消化器系は食道40例、胃41例、大腸116例、呼吸器外科では62例と実績を伸ばしている。22年4月より保険適用がスタートした耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域も既に32例の実績がある。消化器領域、呼吸器領域、耳鼻咽喉・頭頸部領域での術者がそろい、症例数を増やしている。
放射線治療室では、高精度放射線治療(VMAT・IGRT)のためのリニアック装置がリニューアル。Ray‐stationと言われる次世代の治療計画ソフトも導入され、最新のシステムが充実している。
このほか乳腺外来やセカンドオピニオン外来などの専門外来(完全予約制)も設置。コロナ禍においても安心できる医療を提供できるよう診察室や待合スペースが拡張され、診療方針はそのままにより快適で発展したがん医療の提供を目指していく。
「病院理念である『自分の身内も含め、患者さん全員が安心して受診できる医療環境を目指す』を実現するためには、医療に関する十分な経験や高い技術力などが必要です。新築移転から2年を迎え、さらなる発展を目指し、高度ながん医療と患者さん全員が安心して受診できる医療環境を提供できるよう、職員一同研さんに励んでいます」(久須美貴哉院長)
放射線治療室では、高精度放射線治療(VMAT・IGRT)のためのリニアック装置がリニューアル。Ray‐stationと言われる次世代の治療計画ソフトも導入され、最新のシステムが充実している。
このほか乳腺外来やセカンドオピニオン外来などの専門外来(完全予約制)も設置。コロナ禍においても安心できる医療を提供できるよう診察室や待合スペースが拡張され、診療方針はそのままにより快適で発展したがん医療の提供を目指していく。
「病院理念である『自分の身内も含め、患者さん全員が安心して受診できる医療環境を目指す』を実現するためには、医療に関する十分な経験や高い技術力などが必要です。新築移転から2年を迎え、さらなる発展を目指し、高度ながん医療と患者さん全員が安心して受診できる医療環境を提供できるよう、職員一同研さんに励んでいます」(久須美貴哉院長)
安心して受診できる
医療環境の提供に努める
恵佑会第2病院は内科・消化器内科に特化した病院として開設。病床数135床を有し、特別室や個室を39床用意。恵佑会札幌病院と連携し、消化器疾患において、がんなどの悪性腫瘍はもちろん、良性腫瘍に対しても最新の診断・治療を行う体制を整えている。
高橋宏明理事長・院長は「当病院は、内視鏡検査・治療を中心に高度な内科医療の提供を目指しています。『質の高いがん医療』を目指す恵佑会における消化器内科部門の最前線として、その一翼を担います。恵佑会札幌病院とは緊密な連携体制を取り、外科的治療や放射線治療が必要な場合にもスムーズに対応し、高度ながん医療の実現を目指してまいります」と話す。
“オール恵佑会”のモットーは「自分の家族が安心して受診できる病院」。質の高いがん医療の提供に積極的に取り組んでいる。
高橋宏明理事長・院長は「当病院は、内視鏡検査・治療を中心に高度な内科医療の提供を目指しています。『質の高いがん医療』を目指す恵佑会における消化器内科部門の最前線として、その一翼を担います。恵佑会札幌病院とは緊密な連携体制を取り、外科的治療や放射線治療が必要な場合にもスムーズに対応し、高度ながん医療の実現を目指してまいります」と話す。
“オール恵佑会”のモットーは「自分の家族が安心して受診できる病院」。質の高いがん医療の提供に積極的に取り組んでいる。
- 会長/細川 正夫氏
- 1968年北海道大学医学部卒業。81年院長。日本外科学会指導医。日本消化器外科学会指導医。日本食道学会評議員。これまでに北大医学部講師、北海道医療大学客員教授など歴任
- 理事長・恵佑会第2病院院長/高橋 宏明氏
- 1994年札幌医科大学卒業。2018年10月より現職。日本消化器内視鏡学会専門医。日本消化器病学会専門医。日本内科学会認定医。医学博士
- 恵佑会札幌病院院長/久須美 貴哉氏
- 1990年北海道大学医学部卒業。2018年10月より現職。日本外科学会専門医。日本がん治療認定医機構がん治療認定医。日本核医学会PET核医学認定医など