北海道のがん診療連携拠点病院
診療科の枠を越えた全人的がん診療
道内に22施設ある「がん診療連携拠点病院」等の中心的役割を担う都道府県がん診療連携拠点病院。27科430床を有するほか、呼吸器センターや悪性骨軟部腫瘍に対するサルコーマーセンター、高度先端内視鏡センター、外来化学療法センター、内視鏡センター、前立腺センター、検診センター、がんゲノム医療センター、口腔腫瘍センター、腫瘍循環器センター、パソロジーセンターの計11のがん診療により特化したセンターを開設し、診療科の枠を超えた治療を実践。年間3000例超えの手術を実施し、年々胸・腹腔鏡手術のロボット手術の症例数が増えている。放射線治療ではリニアック3台、遠隔操作式小線源後充填照射装置1台、低線量率密封小線源治療病床を保有し、年間約800人の新規患者の放射線治療を行う。また定位放射線治療や強度変調放射線治療、最新式リニアックによる画像誘導放射線治療も実施。手術用ロボット「ダ・ヴィンチ」による前立腺がん・膀胱がん・子宮がん・消化器がん・肺がんなどのロボット手術は年間100例を超える。外来には旧病院より増設した化学療法室30床完備。また、緩和ケア病棟も有し、外科系医師、内科系医師、麻酔科医師、精神科医、緩和ケア認定看護師等による充実チームで入院患者ほか外来でも診療にあたる。
そのほか、がんゲノム医療連携病院にもなっており、がんゲノム医療センターの医師、遺伝カウンセラーが原発不明がんや標準的な治療が概ね終了したがん等の患者を対象に、遺伝子パネル検査を実施。「患者さんや家族が納得できる、現時点で最良のがん治療の場を提供し、道のがん診療連携拠点病院として地域の病院とも密なる連携をとっていきたいと考えています」と平賀博明院長は話す。
そのほか、がんゲノム医療連携病院にもなっており、がんゲノム医療センターの医師、遺伝カウンセラーが原発不明がんや標準的な治療が概ね終了したがん等の患者を対象に、遺伝子パネル検査を実施。「患者さんや家族が納得できる、現時点で最良のがん治療の場を提供し、道のがん診療連携拠点病院として地域の病院とも密なる連携をとっていきたいと考えています」と平賀博明院長は話す。
- 院長/平賀 博明氏
- 1988年北海道大学医学部卒業。2024年4月院長就任。日本整形外科学会整形外科専門医。日本癌学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会各会員ほか。医学博士