24時間365日、脳卒中に対応可能な体制を整え、地域に頼られる病院を目指す
1993年1月、“地域に開かれた医療の展開”という基本理念の下、脳神経外科を中心として開設。道東・十勝圏域において急性期から在宅医療まで、シームレスに医療・介護を提供している。2008年には“革新に満ちた医療への挑戦と新たなる組織価値の創造”に基本理念を再設定し、さらに新しい医療活動の展開をスタートさせた。23年に30周年を迎えたが、革新に満ちた挑戦は今なお続いている。
一次脳卒中センター(PSC)コア施設として、24時間365日、脳卒中に対応可能な体制を整え、7人の脳神経外科医・脳神経内科医で、脳に関わる疾患の診療・救急対応にあたっている。日本脳卒中の外科学会技術指導医、脳血管内治療指導医が在籍し、低侵襲な治療も含め専門的な治療が可能だ。
脳梗塞のような脳内血管の動脈閉塞は、治療開始(血流の再開)が早ければ早いほど、予後が良いとされている。そのため発症から治療までの時間短縮が大きな課題となっている。とりわけ十勝管内は広大なため、救急搬送に時間を要するのが実情だ。例えば広尾町や足寄町の搬送時間は1時間20分程度、管外のえりも町は2時間である。治療開始までの時間短縮のため、19年に緊急画像連携システムを導入し、現地で撮影した患者のCTやMRIの画像を北斗病院に送信し、脳神経外科医師が画像を確認し診断する体制を整えている。導入医療機関からも「画像を見ながらリアルタイムに相談ができる」と好評だ。救急搬送以外の脳疾患に対する診断・治療方針の相談なども多い。
また急性期の外科治療のみならず、予防医療〈脳ドック〉にも力を入れ、脳血管障害(動脈瘤など)や脳腫瘍などを無症候時からの診断、治療につなげている。
一次脳卒中センター(PSC)コア施設として、24時間365日、脳卒中に対応可能な体制を整え、7人の脳神経外科医・脳神経内科医で、脳に関わる疾患の診療・救急対応にあたっている。日本脳卒中の外科学会技術指導医、脳血管内治療指導医が在籍し、低侵襲な治療も含め専門的な治療が可能だ。
脳梗塞のような脳内血管の動脈閉塞は、治療開始(血流の再開)が早ければ早いほど、予後が良いとされている。そのため発症から治療までの時間短縮が大きな課題となっている。とりわけ十勝管内は広大なため、救急搬送に時間を要するのが実情だ。例えば広尾町や足寄町の搬送時間は1時間20分程度、管外のえりも町は2時間である。治療開始までの時間短縮のため、19年に緊急画像連携システムを導入し、現地で撮影した患者のCTやMRIの画像を北斗病院に送信し、脳神経外科医師が画像を確認し診断する体制を整えている。導入医療機関からも「画像を見ながらリアルタイムに相談ができる」と好評だ。救急搬送以外の脳疾患に対する診断・治療方針の相談なども多い。
また急性期の外科治療のみならず、予防医療〈脳ドック〉にも力を入れ、脳血管障害(動脈瘤など)や脳腫瘍などを無症候時からの診断、治療につなげている。

- 院長/新田 一美氏
- 1985年防衛医科大学校卒。同大学校病院など勤務を経て、2006年北斗病院勤務。24年4月より現職。日本脳神経外科学会指導医・専門医。日本脳卒中学会専門医