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北海道医療センター

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ダ・ヴィンチ導入から1年
広がるロボット支援手術の可能性

 北海道医療センター泌尿器科では、ロボット支援手術の対象となる疾患が6つあり、7種類の術式が保険診療として実施可能で、導入から1年が経過し、25年12月時点で合計86例の手術を行っている。
 泌尿器科でロボット支援手術を担当する泌尿器科医長兼低侵襲手術センター副センター長の前鼻健志医師は、日本ロボット外科学会専門医および日本泌尿器科学会/日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会認定ロボット支援手術プロクター医(指導医)の資格を持ち、泌尿器科領域全術式の執刀経験を持つ。また、ダ・ヴィンチ以外のロボット機種(Hugo RASなど)のプロクター医の資格も有しており、各機種の特徴を理解したうえで、患者が安心して手術を受けられる環境づくりに努めている。
「泌尿器科におけるロボット支援手術の特徴として、ほとんどの症例でドレン(体液を排出する管)を留置していないため、多くの患者さんが手術翌日には管類(体内留置物)から解放され、術後2日目には退院できるのではないか、というくらい元気な患者さんもいらっしゃいます」(前鼻医師)
 25年10月からは膀胱がんに対する根治的膀胱摘除術・尿路変更術も開始。これまで膀胱摘除が必要な患者は大学病院などに紹介していたが、今後は同病院での対応が可能となった(一部の尿路変更術を除く)。「従来の開腹手術は身体への侵襲が非常に大きかったですが、ダ・ヴィンチを用いることで、①術中の出血量が非常に少なく、②輸血がほぼ不要、③傷口は最大でも5cm弱と小さく、④術後早期に食事再開が可能で入院期間も短縮できる、といったメリットがあります。これらの利点から80歳以上の高齢の方でも膀胱摘除術を治療の選択肢として検討できるようになりました」と前鼻医師は話す。
院長/伊東 学
北海道大学医学部卒業。日本整形外科学会整形外科専門医・脊椎脊髄病医。日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医・専門医。日本脊椎外科学会脊椎脊髄外科専門医ほか
泌尿器科医長
低侵襲手術センター副センター長/前鼻 健志
札幌医科大学医学部卒業。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医・指導医。日本ロボット外科学会専門医。日本泌尿器科学会/日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会認定ロボット支援手術プロクター医(指導医)ほか。医学博士

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