モバイルCTナビゲーションを日本初導入
安全性の高い高度脊椎手術を実践
北海道医療センターは、全病床643床・33診療科を備えた総合病院で、神経難病、小児慢性疾患、精神科身体合併症、結核、筋ジストロフィー・重症心身障害などのセーフネット系医療はもとより、救急救命センターも併設し、札幌市内の3次救急患者の急性期医療にも力を入れている。
また、北海道がん診療連携指定病院でもあり、新型コロナ感染が猛威を振るった3年間は北海道の感染拠点病院としての機能を果たしてきた。
パーキンソン病などの神経難病をはじめ、小児期の脊椎側弯症や成人期の脊柱変形などの運動器疾患の診療実績は全国的にも知られ、脳神経内科、小児科、整形外科(脊椎脊髄病センター)が協力し、全年齢層の神経・運動器疾患や脊椎脊髄疾患の総合医療を実践している。治療が難しい脊椎感染症、加齢や骨粗しょう症にともなう高度な脊柱変形の外科医療では、低侵襲の内視鏡手術や脊柱再建術を早期から導入してきた。2022年秋に日本初のモバイルCTナビゲーション機器を導入し、より安全性の高い高度先進脊椎手術を実施している。
この装置は、高精度の移動式CT撮影装置を手術室で稼働し、その画像データをリアルタイムに使用できる画期的な機器であり、他の先進国でも使用されている。特に新型コロナ感染により、ポータブルCTによる感染症患者と一般患者の導線を分ける医療に注目が集まっている。導入初年度は、難易度の高い脊椎疾患や脊椎外傷の治療に使用を開始し、脊椎インプラント設置の精度向上、出血量の軽減、手術における放射線被ばくの軽減に役立っている。脊椎疾患の外科医療だけでなく、救命救急、脳神経外科、腫瘍外科などでの利用も期待されている。
また、北海道がん診療連携指定病院でもあり、新型コロナ感染が猛威を振るった3年間は北海道の感染拠点病院としての機能を果たしてきた。
パーキンソン病などの神経難病をはじめ、小児期の脊椎側弯症や成人期の脊柱変形などの運動器疾患の診療実績は全国的にも知られ、脳神経内科、小児科、整形外科(脊椎脊髄病センター)が協力し、全年齢層の神経・運動器疾患や脊椎脊髄疾患の総合医療を実践している。治療が難しい脊椎感染症、加齢や骨粗しょう症にともなう高度な脊柱変形の外科医療では、低侵襲の内視鏡手術や脊柱再建術を早期から導入してきた。2022年秋に日本初のモバイルCTナビゲーション機器を導入し、より安全性の高い高度先進脊椎手術を実施している。
この装置は、高精度の移動式CT撮影装置を手術室で稼働し、その画像データをリアルタイムに使用できる画期的な機器であり、他の先進国でも使用されている。特に新型コロナ感染により、ポータブルCTによる感染症患者と一般患者の導線を分ける医療に注目が集まっている。導入初年度は、難易度の高い脊椎疾患や脊椎外傷の治療に使用を開始し、脊椎インプラント設置の精度向上、出血量の軽減、手術における放射線被ばくの軽減に役立っている。脊椎疾患の外科医療だけでなく、救命救急、脳神経外科、腫瘍外科などでの利用も期待されている。
- 院長/長尾 雅悦氏
- 札幌医科大学卒業。日本小児科学会小児科専門医・指導医。臨床遺伝専門医。日本小児栄養消化器肝臓学会認定医。日本病院総合診療医学会認定医・特任指導医。医学博士
- 統括診療部長・
脊椎脊髄病センター長/伊東 学氏 - 北海道大学医学部卒業。日本整形外科学会整形外科専門医・脊椎脊髄病医。日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医・専門医。日本脊椎外科学会脊椎脊髄外科専門医ほか