「慢性腎臓病は塩分コントールが大事!」
おいしい減塩食の提案で病気を予防
北海道医療センターは、全病床643床・33診療科を備えた総合病院で、セーフティネット系医療はもとより、救急救命センターも併設し、札幌市内の3次救急患者の急性期医療にも力を入れている。
また同時に、地域に根差した医療機関としての役割を果たし、今では成人の5人に1人がかかる国民病である「慢性腎臓病」の診療にも積極的に取り組んでいる。
「慢性腎臓病は悪化すると透析が必要なる場合があるため、少しでも患者さんの腎機能を悪化させないようお手伝いをしています。特に慢性腎臓病になると血圧が高くなったり、むくんだりしますが、その治療として必須となるのが塩分コントロールです。1日の塩分量は6g未満が推奨され、塩分コントロールをすることで血圧低下、むくみの減少、尿蛋白の減少、腎機能保持などのメリットがたくさんあります。ただし、“減塩食はおいしくない”と言われることが多いため、食事には工夫が必要です。塩分は減らしますが、旨味、甘味、酸味、辛味、苦味などを強くして、おいしい料理を目指します。七味、コショウ、唐辛子、練り辛子、ワサビ、酢、レモン汁、塩分を含まないだしなどは、しっかり使いましょう。調理の際には、調味料の量や重量を測って使うことが大事です。醤油は減塩醤油に切り替える。醤油麹は減塩醤油と同じくらいの塩分量で麹の旨味が加わる万能調味料でお勧めです。外食時は、塩分量がメニューやお店のホームページに記載していることがありますので、塩分量が多いメニューは避けましょう。ハンバーガーチェーンのフライドポテトは、塩抜きで注文できる場合もありますので確認してみてください」(柴崎腎臓内科医長)と、患者目線でのきめ細やかなアドバイスも信頼につながっている。
また同時に、地域に根差した医療機関としての役割を果たし、今では成人の5人に1人がかかる国民病である「慢性腎臓病」の診療にも積極的に取り組んでいる。
「慢性腎臓病は悪化すると透析が必要なる場合があるため、少しでも患者さんの腎機能を悪化させないようお手伝いをしています。特に慢性腎臓病になると血圧が高くなったり、むくんだりしますが、その治療として必須となるのが塩分コントロールです。1日の塩分量は6g未満が推奨され、塩分コントロールをすることで血圧低下、むくみの減少、尿蛋白の減少、腎機能保持などのメリットがたくさんあります。ただし、“減塩食はおいしくない”と言われることが多いため、食事には工夫が必要です。塩分は減らしますが、旨味、甘味、酸味、辛味、苦味などを強くして、おいしい料理を目指します。七味、コショウ、唐辛子、練り辛子、ワサビ、酢、レモン汁、塩分を含まないだしなどは、しっかり使いましょう。調理の際には、調味料の量や重量を測って使うことが大事です。醤油は減塩醤油に切り替える。醤油麹は減塩醤油と同じくらいの塩分量で麹の旨味が加わる万能調味料でお勧めです。外食時は、塩分量がメニューやお店のホームページに記載していることがありますので、塩分量が多いメニューは避けましょう。ハンバーガーチェーンのフライドポテトは、塩抜きで注文できる場合もありますので確認してみてください」(柴崎腎臓内科医長)と、患者目線でのきめ細やかなアドバイスも信頼につながっている。

- 院長/伊東 学氏
- 北海道大学医学部卒業。日本整形外科学会整形外科専門医・脊椎脊髄病医。日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医・専門医。日本脊椎外科学会脊椎脊髄外科専門医ほか

- 腎臓内科医長/柴崎 跡也氏
- 北海道大学医学部卒業。日本内科学会総合内科専門医・指導医。日本腎臓学会指導医・専門医。日本透析医学会指導医・専門医