内科的治療を考慮した眼科診療を実践
糖尿病患者の眼底管理に力を入れる
北大病院や手稲渓仁会病院、 NTT東日本札幌病院眼科部長など勤務医経験が豊富な天野珠美院長。白内障や緑内障など眼科疾患全般やコンタクト処方に対応するが、特に力を入れているのが糖尿病の眼底管理である。北大第2内科・第2病理、久留米大学医学部内分泌代謝内科専修医を務めた経験から内科的治療も考慮した眼科診療を実践している。「糖尿病網膜症は進行しないと自覚症状が出にくいため、眼科を受診しない患者さんが多いのですが、合併症を起こす前の段階が重要との意識改革を促しながらコントロールできる診療を目指しています」と話す。網膜症は適切な時期に、レーザー治療で進行を防ぐことが可能であることから、地元でも治療が受けられるようレーザーを新規に導入している。
話しやすい環境づくりと画像モニターによるきめ細かな診療を心掛けている。院内は高齢者が多い地区への配慮からスリッパに履き替える労力を省くため土足のまま入れるほか、チャイルドスペースも設置している。
話しやすい環境づくりと画像モニターによるきめ細かな診療を心掛けている。院内は高齢者が多い地区への配慮からスリッパに履き替える労力を省くため土足のまま入れるほか、チャイルドスペースも設置している。
- 院長/天野 珠美氏
- 1988年岩手医科大学卒業。北大眼科入局。ボストン大学眼科研究員、NTT東日本札幌病院眼科部長などを経て2008年院長。日本眼科学会専門医。日本糖尿病眼学会員など。医学博士