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医療法人社団 三慈会
釧路三慈会病院

整形外科・循環器内科・麻酔科(西池 聡)・ペインクリニック外科・内科

医療法人社団 三慈会
西池彰記念クリニック

整形外科・ペインクリニック外科・内科

新たなロボット支援手術「VELYS(ヴェリス)」
膝関節痛の新治療「クーリーフ施術」を道内初導入

最先端の技術で、社会のニーズに応える専門性の高い医療を提供
 高度な知識と技術を基に、専門医療を提供する釧路三慈会病院。超高齢社会を迎え、複数の疾患を抱える患者が増えていることから、膝関節痛や腰痛など患者数が特に多い『整形外科』、急増している心不全患者に対してさまざまなアプローチで心臓の健康回復を目指す『循環器内科』、疼痛(痛み)の評価、診断、治療に特化した『ペインクリニック外科』の3科を展開しているのが大きな特徴だ。特に膝や腰などの関節の不調と、心臓病や糖尿病、高血圧といった内科系疾患を併発している患者からは、「一度の来院でどちらも診察してもらえる」と好評を得ている。
 その中でも特に高齢者に多い膝に対する治療では、これまで消炎鎮痛剤の服用や湿布の貼付、ヒアルロン酸注射などの保存療法で痛みを緩和する方法が一般的で、それでも効果が得られない場合や、症状が進行している場合には人工関節手術が選択肢の一つとされている。しかし、人工関節手術は全身麻酔をともなうため、高齢者には年齢や持病などの理由からリスクが高いほか、あるいは手術を希望しない患者に対して、長年にわたって痛みに特化した治療法の開発が待たれていた。そこに登場したのが、同病院が2024年4月に道内で初導入した「クーリーフ疼痛管理用高周波システム」だ。治療は局所麻酔下で行い、超音波装置で確認しながら痛みを感じる3つの膝神経に専用の針を刺し、ラジオ波で広範囲に組織を焼いて破壊することで痛みを取る方法だ。施術の際には、針内部に水を循環させ、ラジオ波の熱によるやけどを最小限に抑えるなど、リスクも少なく、変形性膝関節症による慢性的な痛みを緩和する新たな治療法として注目されている。クーリーフを扱う資格を北海道・東北で初取得した西池淳理事長は「施術時間は20~30分程度で、治療翌日から歩けるようになります。現時点では経過観察のため1泊2日入院していただきますが、身体的負担も少なく、保険適用で費用的な負担も少なくて済みます。変形性膝関節症治療の新たな選択肢の一つと言えるでしょう」と話す。
 また、人工関節手術においても、世界レベルの技術とノウハウ、複数のロボット手術支援システムを保有し、より正確な位置への置換と、最小侵襲の手術を実現。19年に道内初導入した「NAVIO(ナビオ)」、21年にはナビオの次世代型ロボット「CORI(コリ)」を国内で3カ所同時に初導入。さらに24年4月に新たなロボット手術支援システム「VELYS(ヴェリス)」を道内で初導入した。ロボットはそれぞれ得意分野があり、コリは人工膝関節単顆置換術や変形性膝関節症に対する両十字じん帯温存、ヴェリスは一般的な術式である人工関節全置換術にも対応でき、術後の運動機能の改善はもちろん、患者満足度の向上にも成果を挙げ、「患者さんの大きなメリットにつながると期待しています」と、西池修副院長兼内視鏡・人工関節センター長は話す。
 椎間板ヘルニアの治療では、東京の稲波脊椎・関節病院から金子 剛士医師と協力体制を結び、医師の派遣や最先端の脊椎内視鏡手術を実施。小さなカメラと手術用の小さな器具を用い、内視鏡下椎間板摘出術(MED)や経皮的髄核摘出術(PED)など、皮膚切開も小さく、患者の体にかかる負担を少しでも軽くする手術手法(最小侵襲手術)を取り入れている。
慢性疼痛の治療、不整脈治療や心臓リハビリなど循環器系も充実
 一方、手術以外の治療法として注目されるのがペインクリニック外科の西池聡副院長兼痛み治療センター長が行う椎間板酵素注入療法だ。椎間板内に特定の酵素を注入して核物質を部分的に分解し、椎間板の高圧を緩和することで神経圧迫が軽減し、症状の改善を目指す。また、慢性的な難治性疼痛には脊髄刺激療法(SCS)を用い、脊髄に微弱な電気刺激を流すことで不快な痛みを和らげる。
 加えて、整形外科とペインクリニック外科・麻酔科との連携で、合併症などの治療に当たっているのが循環器内科だ。中村智晴副院長のもと、循環器内科部長の尾畑嘉一医師が不整脈などに対するカテーテルアブレーション治療や、心臓リハビリテーションを実施。心臓カテーテルアブレーションの主な目的は、不整脈を制御または解消し、正常な心臓リズムを回復させる。細いカテーテルを血管から心臓に挿入し、異常な電気信号を発生させる部位を焼灼する手技で、重症度や他の治療法に対する適応が制限されている場合の有用な選択肢となる。心臓リハビリは、術後の心臓機能の改善と機能回復、再発防止が目的で、医師、看護師、心不全療養指導士、理学療法士等が連携し最高の治療ケアを実践。
 西池彰記念クリニックは、釧路三慈会病院のサテライトとして、常勤医2人に加え、非常勤医による診療体制の充実を図りながら、小回りの利く身近なクリニックとして地域医療に貢献している。
理事長・院長/西池 淳
金沢医科大学卒業。北海道大学病院、釧路労災病院整形外科部長などを経て2009年釧路三慈会病院院長。日本整形外科学会専門医・運動器リハビリテーション医など。2017年より理事長
副院長 内視鏡・人工関節センター長/西池 修
日本大学医学部卒業。北海道大学病院、網走厚生病院を経て2010年に釧路三慈会病院副院長。内視鏡・人工関節センター長を兼任。日本整形外科専門医など
副院長/中村 智晴
東北大学医学部卒業。1995年旧釧路市医師会病院循環器内科勤務、2009年釧路三慈会病院副院長
副院長 痛み治療センター長/西池 聡
金沢医科大学卒業。日本麻酔科学会認定専門医。日本医師会認定産業医

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