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　社会医療法人として、地域医療における中心的役割を担い、心不全・心筋梗塞など急性・慢性憎悪に対する循環器系の救急2次医療機関として、夜間急病センターや当番病院から重篤な急性憎悪症患者や重症患者を受け入れている北成病院。重篤な循環器呼吸不全に対する集中監視治療室（CCU）を備え、心臓カテーテル検査、経皮冠状動脈形成術、下肢動脈拡張術、ペースメーカー植込み術、デジタルシネ血管撮影装置、マルチスライスCT、心臓エコーおよび動脈硬化検査装置、消化管専用X線装置や腹部エコー、上部（経口・経鼻）・下部内視鏡等により、診療に万全を期する。
　外来診療は、専門医2人による循環器疾患の診療や、専門外来のスタッフによる糖尿病等の生活習慣病に対して質の高い医療を提供。日本消化器病学会専門医による迅速かつ専門性の高い検査・治療にも定評がある。また、リハビリテーション科も充実し、理学療法士5人、作業療法士3人、言語聴覚士2人により、心大血管・呼吸器・運動器・脳血管・廃用症候群リハビリなどの専門的リハビリを行っている。さらに2022年4月に稼働した地域包括ケア病床を活用し、レスパイト入院（在宅患者を介護する家族などの休養が目的の短期入院）に併せた予防的リハビリの相談も受け付けている。
　棚澤哲院長は「当病院は循環器に強い特徴を生かし、高齢化と地域医療の変遷に対応して、高齢者で高頻度に見られる虚血性心疾患や下肢血管の狭窄・閉塞など末消動脈疾患に対するカテーテル検査や治療、ステント留置など、年齢や全身状態を考慮した無理のないベストな治療の提供を行っています。今後とも、地域の皆様と患者様の医療ニーズに応えていけるよう努めてまいります」と話す。