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社会医療法人 函館脳神経外科
函館脳神経外科病院

脳神経外科・循環器内科・麻酔科・リハビリテーション科

脳卒中治療の要「コードストロークチーム」始動
早期発見から救急医療、リハビリまでシームレスに対応

血栓回収即応チームを発足
脳卒中救急の質的向上を実現
 函館脳神経外科病院は、2025年から「社会医療法人」に移行し、より公共性の高い病院として、超高齢化社会における地域医療の要となるべく、「脳卒中センター」を中心に休日夜間を問わず、年間1300台以上の救急車やドクターヘリを受け入れている。特に「時間との勝負」である脳梗塞に対して、到着後30分以内に最新の「カテーテル血栓回収療法」が行えるスクランブル体制を構築し、脳卒中ケアユニットでの迅速な集中治療につなげている。26年からは医師・看護師・放射線技師・臨床検査技師からなるコードストロークチーム(血栓回収即応チーム)を立ち上げ、救急隊からの連絡が入った時点でコードストローク(緊急対応発動)が病院全館に放送され、チームメンバーが一斉に動き出し、搬入から血栓回収までの時間を1分でも短縮することで、脳卒中救急のさらなる質的向上を図っている。
 26年6月に理事長に就任した妹尾誠院長は「脳卒中は時間との勝負。手足の動きや、しゃべり方がおかしい、いつもと違うと思ったら夜間でも休日でもすぐにお電話ください。症状があるのに様子を見たり、受診をためらうことは絶対にしないでほしい。その判断の遅れが、せっかくの治療のチャンスを逃し、重い後遺症につながるかもしれないのです」と訴える。
低侵襲と高度で良質な治療を提供
充実のリハビリで社会復帰を支援
 同病院は128床という道南最多の脳神経外科ベッド数を背景に、10人の脳神経外科専門医が、脳や脊髄に関するさまざまな病気の診断と治療に当たり、脳梗塞の受け入れ患者数は年間800人を超え(24年実績)、治療件数は全道3位の実績。くも膜下出血や脳動脈瘤のカテーテル治療、脳腫瘍や下垂体腫瘍の外科治療にも、顕微鏡に加え内視鏡や外視鏡、ナビゲーションシステムなどを駆使し、低侵襲と高度で良質な治療を目指している。さらに頸椎症、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄などの脊椎脊髄疾患の治療にも力を入れ、脊椎の顕微鏡手術でも実績を持つ。
 また、脳卒中治療は救命だけで終わりではなく、治療後の回復に最も影響を与えるリハビリテーションにも力を入れている。発症翌日から始まる急性期リハビリから回復期リハビリへのスムーズな転棟による365日切れ目のないシームレスなリハビリが提供できるのも同病院の特徴の一つだ。総勢50人の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が一丸となって訓練をサポートするとともに、医師や看護師、医療ソーシャルワーカーなど多職種が連携し、患者一人一人の社会復帰を支えている。
早期発見の新たな取り組み
「スマート脳ドック」開始へ
 さらに同病院では、脳卒中の早期発見の新たな取り組みとして「スマート脳ドック」を開始する。従来の脳ドックとは異なり、MRI・MRAなどによる脳のスクリーニング検査に特化した検査だ。主な特徴は、①通常の脳ドックは半日から1日かかるのに対して、受付から会計まで1時間程度と短時間で済むため、会社員や自営業など、忙しくて脳ドックを受ける時間がないという人でも利用しやすいこと。②医師の診察や問診などの対面接触もなく心理的ハードルが低いこと。③結果は後日送付されるため、当日は検査のみで終了することなどが挙げられる。また、ネットやスマホのホームページからいつでも予約でき、クレジットカード決済にも対応し、利便性の良さも特筆される。限られた時間を使って安心が得られ、仮に脳動脈瘤や脳血管狭窄、脳腫瘍などの問題が見つかった場合には早期発見につながり、同病院の脳神経外科専門医による診察や精密検査、手術やカテーテル治療までシームレスに受けられるのも大きな強みだ。「これまで脳神経外科への受診や、脳ドックに対してハードルが高いと感じていた方、軽い症状があって不安を感じてはいるが会社を休むまでもないと思っていた方など、ぜひスマート脳ドックを検討していただければと思います」と妹尾理事長・院長。スマート脳ドックは全国的にも広まりつつあり、同病院でも従来の脳ドックから順次スマート脳ドックの受診受付に移行する予定だ。
「人助けが医療の中心であり、病院の理念である『思いやりの心』を大切に、新たに開始したコードストロークチームによる迅速な救急対応と、スマート脳ドックによる早期発見への取り組みを通じて、地域の皆さまが安心して暮らせる医療体制の充実に努め、これからも脳卒中をはじめとする脳疾患や脊髄末梢神経も含め、脳神経外科専門病院として質の高い医療を提供し、地域医療に貢献してまいります」(妹尾誠理事長・院長)
理事長・院長/妹尾 誠
1989年札幌医科大学卒業。日本脳神経外科学会専門医・指導医。日本脳卒中学会専門医。脊椎脊髄外科専門医など

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