脳卒中治療で高度な専門性を発揮
新たに回復期リハビリ病棟も稼働
1987年の開院以来、常に高い水準の医療を提供する函館脳神経外科病院。特に脳卒中(脳血管障害)に対しては一貫した取り組みを実践し、脳卒中の早期診断・治療を行う脳卒中センターを稼働し、2019年より日本脳卒中学会一次脳卒中センターに認定されている。また、脳卒中治療に欠くことのできないリハビリテーションは、発症当日よりベッドサイドで開始され、365日休むことなく実施。また、脳卒中や認知症の予防と早期発見のための「脳ドック検診」にも積極的に取り組む。
23年4月からは回復期リハビリテーション病棟(35床)を新たに稼働。急性期の治療後も入院でのリハビリの継続が必要な患者に対して集中的にリハビリを行い、生活機能の改善と、在宅復帰や社会復帰を支援する。急性期から回復期までのシームレスな医療の提供は、患者にとってより安心して入院生活が送れる。あわせてリハビリスタッフの拡充や新たなリハビリ機器も導入され、中でも自動車運転再開を支援するドライビングシミュレーターの導入は特筆される。「自動車を運転したい、運転免許証を再取得したいという脳卒中の患者さんは多く、そのためには医師の診断書が必要になります。しかし、軽症に見える方であっても、脳の高次機能や視空間認知機能などに障害が残っている場合もあるなど、その判断は非常に難しく、そのための判断基準の一つとしてドライブシミュレーターを導入しました」(妹尾誠院長)。
同病院は、医師を中心に看護師をはじめ、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士などの各部門の職員が疾患および患者に対し、それぞれの職責に応じた意識共有が図られ、「思いやりの心」と「質の高い医療」の提供で、長く地域医療に貢献している。
23年4月からは回復期リハビリテーション病棟(35床)を新たに稼働。急性期の治療後も入院でのリハビリの継続が必要な患者に対して集中的にリハビリを行い、生活機能の改善と、在宅復帰や社会復帰を支援する。急性期から回復期までのシームレスな医療の提供は、患者にとってより安心して入院生活が送れる。あわせてリハビリスタッフの拡充や新たなリハビリ機器も導入され、中でも自動車運転再開を支援するドライビングシミュレーターの導入は特筆される。「自動車を運転したい、運転免許証を再取得したいという脳卒中の患者さんは多く、そのためには医師の診断書が必要になります。しかし、軽症に見える方であっても、脳の高次機能や視空間認知機能などに障害が残っている場合もあるなど、その判断は非常に難しく、そのための判断基準の一つとしてドライブシミュレーターを導入しました」(妹尾誠院長)。
同病院は、医師を中心に看護師をはじめ、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士などの各部門の職員が疾患および患者に対し、それぞれの職責に応じた意識共有が図られ、「思いやりの心」と「質の高い医療」の提供で、長く地域医療に貢献している。
- 理事長/西谷 幹雄氏
- 1973年札幌医科大学医学部卒業。87年函館脳神経外科病院開院。90年より現職。日本脳神経外科学会専門医。日本脳卒中学会専門医
- 院長/妹尾 誠氏
- 1989年札幌医科大学卒業。日本脳神経外科学会専門医・指導医。日本脳卒中学会専門医。脊椎脊髄外科専門医など