地域連携を推進し地域に根差した診療
急性期から慢性期まで幅広く医療を提供
1899年(明治32年)と1925年(大正14年)にそれぞれ「札幌陸軍函館分院」、「函館市立柏木療養所」として発足後、78年(昭和53年)に統合し「国立函館病院」として開設。2020年(令和2年)9月には国立病院機構八雲病院から重症心身障がい者病床60床を受け入れ、24年8月からは「函館医療センター」として名称変更し現在に至る。この間、傷病軍人の治療や結核医療を担当する病院から、循環器疾患、消化器疾患や、呼吸器疾患に対する内視鏡治療やロボット支援・鏡視下を含む外科治療、放射線治療・化学療法・高圧酸素療法等による充実したがんの集学的治療に加え、慢性期疾患の受け入れも可能な病院となる。
また、「北海道がん診療連携指定病院」「紹介受診重点医療機関」「2次救急医療施設」等の指定を受け、地域の他医療機関と連携を図りながら渡島圏域の地域医療の一旦を担う。一方、災害発生時には現地に医療班を派遣するなど災害医療にも積極的に協力。東日本大震災や能登半島地震の際は看護師等を派遣。
さらに、昨今の新型コロナウイルス感染症が流行した際は、重点医療機関として入院患者の受け入れを行う。今般の改正感染症法においても流行初期確保措置付協定医療機関となる見込み。
専門外来も充実しており、ピロリ菌外来、睡眠時無呼吸症候群外来、ペースメーカー外来、便秘外来等を開設している。
24年1月に高精度リニアックを導入し、同年3月にはロボット手術支援装置(ダ・ビンチ)を整備。24年度からは地域医療機関とのさらなる連携を図るため、ヘルニアセンターを開設するとともに、シャントトラブルや、PEG・CVポート造設の引き受けにも力を入れる。
また、「北海道がん診療連携指定病院」「紹介受診重点医療機関」「2次救急医療施設」等の指定を受け、地域の他医療機関と連携を図りながら渡島圏域の地域医療の一旦を担う。一方、災害発生時には現地に医療班を派遣するなど災害医療にも積極的に協力。東日本大震災や能登半島地震の際は看護師等を派遣。
さらに、昨今の新型コロナウイルス感染症が流行した際は、重点医療機関として入院患者の受け入れを行う。今般の改正感染症法においても流行初期確保措置付協定医療機関となる見込み。
専門外来も充実しており、ピロリ菌外来、睡眠時無呼吸症候群外来、ペースメーカー外来、便秘外来等を開設している。
24年1月に高精度リニアックを導入し、同年3月にはロボット手術支援装置(ダ・ビンチ)を整備。24年度からは地域医療機関とのさらなる連携を図るため、ヘルニアセンターを開設するとともに、シャントトラブルや、PEG・CVポート造設の引き受けにも力を入れる。
- 院長/椎谷 紀彦氏
- 1984年北海道大学医学部卒業。88年同大学院卒業。北大病院循環器外科診療教授、浜松医大第1外科教授を経て、2024年4月より現職。第54回日本心臓血管外科学会学術総会会長(2024年)