道南唯一の3次救急医療で高い評価
医療者の充実で良質で安心の医療を提供
興行収入150億円以上の大ヒット作品となった名探偵コナンの映画『100万ドルの五稜星』はご覧いただいただろうか。その中に傷ついた登場人物が救急搬送される病院として市立函館病院が登場しているが、その救急医療が近年大きく様変わりしている。
一つは、救急患者数の爆発的な増加だ。猛暑の日には、しばしば逼迫状態に陥るという。その解決策として、同病院では地域内の複数の医療機関と連携し速やかな搬送を可能にする「救急患者連携搬送」システムを構築した。これは同病院が受け入れた救急患者の状態が安定次第、速やかにバックアップ医療機関へ搬送して継続的な治療を可能にすると共に、同病院の空きベッドも確保し救急患者受け入れ能力を保つというものだ。
もう一つは、医師会業務として行われてきた小児1次救急が医師の高齢化などの理由で継続が困難になったことから、同病院が医師会から引き継ぐ形で「こども急患室」を院内に設けた。
また、今後は高齢女性が増えるため骨折患者の大幅増が予想されることから、弘前大学整形外科教室で長らく准教授を務められてきた山本祐司医師を2024年春に招へい。股関節、膝関節の専門家で道南でも2人しかいない膝の関節鏡技術認定者で、サッカー日本代表帯同医師として国際遠征に何度も参加された熟練の専門医だ。
「現在、函館市は人口減対策を大きな柱として取り組んでいます。当病院は出産にともなうストレス緩和を目的として希望される妊婦さんに無痛分娩を提供しています。複数名の麻酔科医が存在し、また緊急時対応の集中治療室も同じフロアにあり、安全かつ快適な出産を後押しします。このように当病院はこれからも地域のニーズに寄り添い歩んでまいります」
一つは、救急患者数の爆発的な増加だ。猛暑の日には、しばしば逼迫状態に陥るという。その解決策として、同病院では地域内の複数の医療機関と連携し速やかな搬送を可能にする「救急患者連携搬送」システムを構築した。これは同病院が受け入れた救急患者の状態が安定次第、速やかにバックアップ医療機関へ搬送して継続的な治療を可能にすると共に、同病院の空きベッドも確保し救急患者受け入れ能力を保つというものだ。
もう一つは、医師会業務として行われてきた小児1次救急が医師の高齢化などの理由で継続が困難になったことから、同病院が医師会から引き継ぐ形で「こども急患室」を院内に設けた。
また、今後は高齢女性が増えるため骨折患者の大幅増が予想されることから、弘前大学整形外科教室で長らく准教授を務められてきた山本祐司医師を2024年春に招へい。股関節、膝関節の専門家で道南でも2人しかいない膝の関節鏡技術認定者で、サッカー日本代表帯同医師として国際遠征に何度も参加された熟練の専門医だ。
「現在、函館市は人口減対策を大きな柱として取り組んでいます。当病院は出産にともなうストレス緩和を目的として希望される妊婦さんに無痛分娩を提供しています。複数名の麻酔科医が存在し、また緊急時対応の集中治療室も同じフロアにあり、安全かつ快適な出産を後押しします。このように当病院はこれからも地域のニーズに寄り添い歩んでまいります」
- 院長/森下 清文氏
- 札幌医科大学医学部卒業。札医大外科助手・講師・助教授などを経て2007年着任。18年8月より現職