患者に合った支援体制を構築し、
手厚いサポートで社会復帰を後押し
岡本病院は道内では珍しい1世紀を超える医療機関。1916年に小樽市で産科として開業後、精神科医療に対する熱い思いから60年に精神科に転換している。幅広い視野で多角的に患者を診ることができるのは今も同じで、常勤の内科医がおり、内科診察にも力を注いでいる。精神科や心療内科には通いづらい側面もあるが、ストレスや生活習慣の乱れなどは密接な関係にある。そのため、内科と連携することで精神疾患を未然に防ぐことにもつなげている。
また精神疾患は繰り返す可能性が高いが、岡本呉賦院長は「一度入院すると外に戻れないという考え方は古い」と断言する。それはモットーである“人に寄り添う医療”が実績を積み重ねているからに他ならない。具体的には医師や看護師のほか、臨床心理士、作業療法士など多くのスタッフがチームを組み、患者一人一人に合わせた生活支援体制を構築していく。
「社会復帰を支えるには、患者側に立つことが重要。周囲の人の理解を得られるように話し合いながら計画を立て、リハビリテーション勤務などを進めている」と岡本院長。しかも院内だけではなく、訪問看護やデイケア、ナイトケアなども組み合わせ、地域や関連施設と連携するのも強み。必要があれば、慣れるまで病院近くの住居を借り上げて、日常生活の技術練習も行っている。
精神保健福祉士や作業療法士などスタッフ陣は質量ともに充実。こうした支援体制も、現場で直接患者と接するスタッフの意見を取り入れることで実現している。最近では、作業療法を中心とした認知リハビリテーションも開始した。
なお、都心部にある岡本中央メンタルクリニックでも同様の医療を提供。夜7時まで診察しているので、仕事帰りの通院も容易だ。
また精神疾患は繰り返す可能性が高いが、岡本呉賦院長は「一度入院すると外に戻れないという考え方は古い」と断言する。それはモットーである“人に寄り添う医療”が実績を積み重ねているからに他ならない。具体的には医師や看護師のほか、臨床心理士、作業療法士など多くのスタッフがチームを組み、患者一人一人に合わせた生活支援体制を構築していく。
「社会復帰を支えるには、患者側に立つことが重要。周囲の人の理解を得られるように話し合いながら計画を立て、リハビリテーション勤務などを進めている」と岡本院長。しかも院内だけではなく、訪問看護やデイケア、ナイトケアなども組み合わせ、地域や関連施設と連携するのも強み。必要があれば、慣れるまで病院近くの住居を借り上げて、日常生活の技術練習も行っている。
精神保健福祉士や作業療法士などスタッフ陣は質量ともに充実。こうした支援体制も、現場で直接患者と接するスタッフの意見を取り入れることで実現している。最近では、作業療法を中心とした認知リハビリテーションも開始した。
なお、都心部にある岡本中央メンタルクリニックでも同様の医療を提供。夜7時まで診察しているので、仕事帰りの通院も容易だ。

- 理事長/岡本 呉賦氏
- 北里大学医学部卒業。1984年岡本病院着任。92年理事長就任。東洋医学会認定漢方医。日本医師会認定産業医。医学博士。精神保健指定医