そけい部ヘルニアの日帰り手術に定評
臍ヘルニアや下肢静脈瘤にも実績豊富
そけい部ヘルニア(成人・小児)と臍(さい)ヘルニア=でべそ、下肢静脈瘤などの日帰り手術を専門に行う無床クリニックとして、2025年4月で開院23年目を迎えた「みやざき外科・ヘルニアクリニック」。開院以来9867例(24年12月時点)の手術を執刀してきた宮崎恭介院長は、全国的にも知られた存在の一人だ。
そけい部ヘルニアとは、俗に“脱腸”とも呼ばれ、小腸などの腹部臓器が、そけい部(太ももの付け根、おなかと足の境目)から飛び出してきた状態を言い、先天性の小児そけいヘルニアと後天性の成人そけいヘルニアに分けられる。
治療法は手術のみで、皮膚を切開して直接患部を修復するそけい部切開法と、腹腔鏡をへそからおなかに入れて修復する腹腔鏡手術がある。腹腔鏡手術では日帰り手術は難しく、同院では、開院以来一貫して、そけい部切開法による日帰り手術を行っている。小児の場合は、そけい部の皮膚を切開してヘルニアの出口を溶ける糸で縛ってふさぐ「高位結紮術(こういけっさつじゅつ)」を実施している。成人の場合は、高位結紮術では不十分なため、ヘルニアの出口とその周辺をシートを用いて広く覆ってふさぐ「メッシュシートによるそけい部ヘルニア修復術」を行う。同院の日帰り手術は、術前検査は前日までに行い、手術当日は朝9時の受診、そして約1時間の手術、術後の経過観察を経て、問題がなければ午後3時以降に帰宅が可能だ。粉瘤、脂肪腫などの体表のしこりも日帰り手術で対応できる。また、すり傷や切り傷などに対して、特殊なシートで覆うだけで早くきれいに治る「湿潤療法」をいち早く導入。けが・やけどなどの日常的な外傷の処置にも定評がある。
そけい部ヘルニアとは、俗に“脱腸”とも呼ばれ、小腸などの腹部臓器が、そけい部(太ももの付け根、おなかと足の境目)から飛び出してきた状態を言い、先天性の小児そけいヘルニアと後天性の成人そけいヘルニアに分けられる。
治療法は手術のみで、皮膚を切開して直接患部を修復するそけい部切開法と、腹腔鏡をへそからおなかに入れて修復する腹腔鏡手術がある。腹腔鏡手術では日帰り手術は難しく、同院では、開院以来一貫して、そけい部切開法による日帰り手術を行っている。小児の場合は、そけい部の皮膚を切開してヘルニアの出口を溶ける糸で縛ってふさぐ「高位結紮術(こういけっさつじゅつ)」を実施している。成人の場合は、高位結紮術では不十分なため、ヘルニアの出口とその周辺をシートを用いて広く覆ってふさぐ「メッシュシートによるそけい部ヘルニア修復術」を行う。同院の日帰り手術は、術前検査は前日までに行い、手術当日は朝9時の受診、そして約1時間の手術、術後の経過観察を経て、問題がなければ午後3時以降に帰宅が可能だ。粉瘤、脂肪腫などの体表のしこりも日帰り手術で対応できる。また、すり傷や切り傷などに対して、特殊なシートで覆うだけで早くきれいに治る「湿潤療法」をいち早く導入。けが・やけどなどの日常的な外傷の処置にも定評がある。

- 理事長・院長/宮崎 恭介氏
- 1991年聖マリアンナ医科大学卒業。2003年4月開院。日本外科学会指導医。日本消化器外科学会指導医。麻酔科標榜医。日本ヘルニア学会理事ほか。医学博士