病気のメカニズムの本質にアプローチ
“病気でなく人を診る”診療で実績
慢性肝疾患に保険適用があるプラセンタ(胎盤抽出製剤)を使ったNASH(非アルコール性脂肪肝炎)や糖尿病の治療で多くの成果を収めている浜田結城院長。最近ではNASHをはじめ、循環器や脳などの疾患の背景にも隠れているといわれる睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療(シーパップ治療)にも力を入れる。「経験的にNASHの患者さんの約6割がSASを合併しており、治療を行うとSASの特徴的症状である日中の眠気や倦怠感などが解消されるだけでなく、NASHにともなう高フェリチン血症をはじめ、糖尿病や高脂血症などにも改善が見られるのです。その意味でも、表面的に見えている病気がどのようなメカニズムで発生しているのかをしっかりと見極め、SASなど病気の本質にアプローチする治療を行うことで、患者さんの日常的な症状だけでなく、合併するさまざまな病態の改善にもつながると考えています」。“木を見て森を見ず”ことにならないよう“病気でなく人を診る”診療を心掛けている。
- 理事長・院長/浜田 結城氏
- 1975年北海道大学医学部卒業。オーストラリア国立大客員研究員などを経て開院。国際肝臓病学会正会員。日本肝臓病学会、日本消化器病学会、日本老年病学会各専門医など。医学博士