のどの違和感や咳、痰、画像を用いて病状を分りやすく説明
野中聡院長は、長く旭川医大耳鼻咽喉科助教授を務め、主に上気道生理やがんを含めた喉頭の治療・研究に携わり、嚥下(えんげ)・飲み込み障害や慢性の咳・痰、睡眠時無呼吸症候群などに対する専門治療を行う。
特に咳症状では、風邪の場合通常3週間以内での改善が多いが、長く続く咳では風邪以外の原因で、耳鼻咽喉科が診断・治療に関わる病気もある。「後鼻漏(こうびろう)症候群は、鼻の後を通って落ちた鼻汁がのどを刺激して咳を引き起こします。治療は鼻汁を抑える薬の投与が中心です。アトピー体質を持つ方の中には、喉頭アレルギーが原因の咳も見られ、治療は喘息に用いる気管支拡張剤よりもアレルギー反応を抑える抗ヒスタミン剤やステロイド吸入薬が効果的です。胃食道逆流症による咳もあり、胃酸の産出を抑える薬の服用が有効です。子どもに多い百日咳やマイコプラズマが原因の咳もあるため、長く続く咳を単に風邪の繰り返しと決めつけず、専門医に相談することをお勧めします」(野中院長)。
特に咳症状では、風邪の場合通常3週間以内での改善が多いが、長く続く咳では風邪以外の原因で、耳鼻咽喉科が診断・治療に関わる病気もある。「後鼻漏(こうびろう)症候群は、鼻の後を通って落ちた鼻汁がのどを刺激して咳を引き起こします。治療は鼻汁を抑える薬の投与が中心です。アトピー体質を持つ方の中には、喉頭アレルギーが原因の咳も見られ、治療は喘息に用いる気管支拡張剤よりもアレルギー反応を抑える抗ヒスタミン剤やステロイド吸入薬が効果的です。胃食道逆流症による咳もあり、胃酸の産出を抑える薬の服用が有効です。子どもに多い百日咳やマイコプラズマが原因の咳もあるため、長く続く咳を単に風邪の繰り返しと決めつけず、専門医に相談することをお勧めします」(野中院長)。
- 院長/野中 聡氏
- 1981年旭川医科大卒業。99年旭川医大助教授(准教授)。2006年開設。日本耳鼻咽喉科学会専門医。日本気管食道科学会専門医。日本咳嗽研究会会員。旭川医大臨床指導教授。医学博士