高齢化社会を支える摂食嚥下専門外来
地域住民の“食べる・飲む”に貢献
全国でも数少ない摂食嚥下(えんげ)障害の専門外来であるスワローケアクリニック。“食べて飲み込む”という誰もが普通に行っている摂食嚥下という機能が、加齢にともなう筋力の低下や、脳卒中の後遺症やさまざまな病気の影響でうまく行えなくなると、食べ物や飲んだ物が誤って気管から肺に入り誤嚥性肺炎を発症したり、十分に栄養が摂取できないとますます筋力は低下し、ADL(日常生活動作)も落ち、さらに食べられなくなるという悪循環に陥る。この摂食嚥下障害の治療と研究に長年取り組んできたのが館宏院長だ。「当院は、いま食べている物が、その方の体の状態や能力に合っているのか、さらに飲み込みの機能を評価し、その方にとって本当に合った食事や食べ物の形態、正しい食事の姿勢などを見つけ、しっかりと食事を取れるようになるためのリハビリテーションを行うクリニックです」。
開院から3年間の実績は2023年日本老年歯科医学会第34回学術大会でも報告され、患者295人に対して外来と訪問診療を合わせて、嚥下内視鏡検査451回、嚥下造影検査62回、訪問歯科診療は4033回、摂食機能療法3192回、また医科歯科連携による診療も309回を数える実績がある。「開院当初は認知度も低かったですが、一般患者さんはもちろん、施設や病院からの問い合わせや相談も年々増えており、今後はスタッフの増員も図りながら、摂食嚥下リハビリテーション活動をより一層充実させていきたいと考えています。また、訪問診療も積極的に行っていますので、通院が難しい方でも安心して診療を受けていただくことができます。飲み込みがうまくできないといったお悩みがあれば、ぜひご相談ください」。
開院から3年間の実績は2023年日本老年歯科医学会第34回学術大会でも報告され、患者295人に対して外来と訪問診療を合わせて、嚥下内視鏡検査451回、嚥下造影検査62回、訪問歯科診療は4033回、摂食機能療法3192回、また医科歯科連携による診療も309回を数える実績がある。「開院当初は認知度も低かったですが、一般患者さんはもちろん、施設や病院からの問い合わせや相談も年々増えており、今後はスタッフの増員も図りながら、摂食嚥下リハビリテーション活動をより一層充実させていきたいと考えています。また、訪問診療も積極的に行っていますので、通院が難しい方でも安心して診療を受けていただくことができます。飲み込みがうまくできないといったお悩みがあれば、ぜひご相談ください」。
- 院長/館 宏氏
- 1993年日本歯科大学新潟歯学部卒業。道内の歯科医院勤務ほか、小樽市内の急性期病院NST(栄養サポートチーム)所属を経て、2019年4月開院。日本摂食嚥下リハビリテーション学会会員ほか