道北・道東で初の日帰り手術センター
循環器科も加わり充実の診療体制が整う
豊富な経験と技術を生かし
日帰り手術で患者の負担を軽減
2024年7月に開院7年目を迎える「旭川キュアメディクス」。内科・外科がそろい、土曜終日・日曜午前の診療・検査も好評だ。
同院の大きな柱となるのが松田年(みのる)院長の専門である日帰り手術。松田院長は旭川出身で、旭川医科大学卒業後、東京都内を中心に3000件以上の内視鏡・腹腔鏡による豊富な外科手術の経験を持ち主。これまでの経験と手術治療の技術を生かし、患者のニーズが高い日帰り手術を、旭川の地に普及させたいと語る。「腹腔鏡(内視鏡)を使うことで身体への負担が少ない治療を提案できるとともに、患者さん本人の希望に添えるような医療の提供に努めていく考えです」。
日帰り手術が可能な疾患では、良性疾患で手術治療のみが有効とされるそけいヘルニア(脱腸)において千数百例の実績がある。多くの人が悩んでいる痔核(イボ痔)の治療では、通常の手術治療のほか、内痔核に対する硬化療法剤ジオン注による日帰り手術も行う。また、通常3~4日程度の入院が必要であった胆石症の治療も日帰りで手術可能。虫垂炎も緊急の手術に対応しており、炎症を抑えてから都合の良いときに手術を行う待機的虫垂切除手術も行う。
これらのほかにも、首・肩・腰の痛みや関節痛など整形外科的疾患、痛風、外傷、皮膚腫瘍などの治療、乳腺の超音波検査(乳がん検診)にも対応。松田院長の手術を希望して訪れる患者は、旭川市内はもちろん、稚内や美深など道北地域、斜里や紋別といった道東地域、遠く東京からも少なくない。
同院の大きな柱となるのが松田年(みのる)院長の専門である日帰り手術。松田院長は旭川出身で、旭川医科大学卒業後、東京都内を中心に3000件以上の内視鏡・腹腔鏡による豊富な外科手術の経験を持ち主。これまでの経験と手術治療の技術を生かし、患者のニーズが高い日帰り手術を、旭川の地に普及させたいと語る。「腹腔鏡(内視鏡)を使うことで身体への負担が少ない治療を提案できるとともに、患者さん本人の希望に添えるような医療の提供に努めていく考えです」。
日帰り手術が可能な疾患では、良性疾患で手術治療のみが有効とされるそけいヘルニア(脱腸)において千数百例の実績がある。多くの人が悩んでいる痔核(イボ痔)の治療では、通常の手術治療のほか、内痔核に対する硬化療法剤ジオン注による日帰り手術も行う。また、通常3~4日程度の入院が必要であった胆石症の治療も日帰りで手術可能。虫垂炎も緊急の手術に対応しており、炎症を抑えてから都合の良いときに手術を行う待機的虫垂切除手術も行う。
これらのほかにも、首・肩・腰の痛みや関節痛など整形外科的疾患、痛風、外傷、皮膚腫瘍などの治療、乳腺の超音波検査(乳がん検診)にも対応。松田院長の手術を希望して訪れる患者は、旭川市内はもちろん、稚内や美深など道北地域、斜里や紋別といった道東地域、遠く東京からも少なくない。
低侵襲な内視鏡検査、糖尿病や
循環器疾患の検査・治療も充実
内科の診療は、消化器疾患に対する内視鏡検査をはじめ、肝臓疾患に対する超音波検査・CT検査、生活習慣病まで幅広く網羅し、かかりつけ医として地域を支えている。内視鏡は最新機器を備え、胃カメラは経鼻・経口ともに対応しており、希望の人には寝ているあいだに内視鏡を行うことも可能である。
このほかにも、病院以外では外部発注で1~2日後になることの多い糖尿病の検査(血糖値・ヘモグロビンA1c)結果が受診当日に分かり、治療が必要な場合はすぐに開始でき、患者メリットも大きい。さらに循環器疾患に対する心不全マーカー検査(BMP)、抗血液凝固剤を飲んでいる患者の血液サラサラ度を測るPT‐INR検査装置も新たに導入している。
また、地域のニーズも高い心臓病や動脈硬化などの循環器系疾患をはじめ、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などの生活習慣病の治療と予防により一層力を入れるべく、23年10月に循環器専門医の小川裕二氏を副院長として招き、より幅広い疾患に対応できる体制を整えた。24年4月1日からは診療時間を変更し、午後の診療を2時から開始。松田院長の手術日は火・土曜の午後の週2回に集約し、その時間帯は小川副院長がカバーすることで、外来診療の充実を図る。小川副院長は「循環器専門医としての長年の経験を生かしながら、例えば、私の専門でもある高血圧の患者さんに対しては、“なぜ血圧が上がるのか”“なぜ血圧を下げる必要があるのか”など、病気や治療の目的についてしっかりとお伝えし、そのことが自分の健康寿命を延ばすためにも意義があるということを理解して治療に臨んでいただけるよう、患者さんとの会話と信頼関係を築いていくことを大切にしながら、生活習慣病を中心とした病気の治療と予防に努めていきたい」と話す。
このほかにも、病院以外では外部発注で1~2日後になることの多い糖尿病の検査(血糖値・ヘモグロビンA1c)結果が受診当日に分かり、治療が必要な場合はすぐに開始でき、患者メリットも大きい。さらに循環器疾患に対する心不全マーカー検査(BMP)、抗血液凝固剤を飲んでいる患者の血液サラサラ度を測るPT‐INR検査装置も新たに導入している。
また、地域のニーズも高い心臓病や動脈硬化などの循環器系疾患をはじめ、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などの生活習慣病の治療と予防により一層力を入れるべく、23年10月に循環器専門医の小川裕二氏を副院長として招き、より幅広い疾患に対応できる体制を整えた。24年4月1日からは診療時間を変更し、午後の診療を2時から開始。松田院長の手術日は火・土曜の午後の週2回に集約し、その時間帯は小川副院長がカバーすることで、外来診療の充実を図る。小川副院長は「循環器専門医としての長年の経験を生かしながら、例えば、私の専門でもある高血圧の患者さんに対しては、“なぜ血圧が上がるのか”“なぜ血圧を下げる必要があるのか”など、病気や治療の目的についてしっかりとお伝えし、そのことが自分の健康寿命を延ばすためにも意義があるということを理解して治療に臨んでいただけるよう、患者さんとの会話と信頼関係を築いていくことを大切にしながら、生活習慣病を中心とした病気の治療と予防に努めていきたい」と話す。
安心で居心地の良い院内環境
土・日に受けられる検診も好評
患者が居心地よく過ごせるよう、1階エントランスにカフェスペース、病室(19床)は北欧調の家具で統一するなど高級感あるインテリアに。個室病室はトイレ・洗面完備タイプと、入浴設備を備え、付き添い宿泊可能な2種類を用意。院内では無料Wi‐Fiが使用可。
各種健康診断や人間ドック、各種ワクチン接種、ニンニク注射やプラセンタ注射にも対応。内視鏡検査や人間ドック、検診が土曜や日曜に受けられるのも心強い。
「“地域医療”“日帰り手術”“未病対策”を3本柱として、旭川から道北地域、さらには道東地域の方々に求められる医療を提供していきたい」(松田院長)
各種健康診断や人間ドック、各種ワクチン接種、ニンニク注射やプラセンタ注射にも対応。内視鏡検査や人間ドック、検診が土曜や日曜に受けられるのも心強い。
「“地域医療”“日帰り手術”“未病対策”を3本柱として、旭川から道北地域、さらには道東地域の方々に求められる医療を提供していきたい」(松田院長)
- 理事長・院長(外科・内科)/松田 年氏
- 1985年旭川医大卒業。旭川や東京の大学病院勤務を経て現職。日本外科学会、日本消化器外科学会、日本消化器病学会 各指導医、日本内視鏡外科学会評議員・技術認定医、日本ヘルニア学会評議員ほか。医学博士
- 副院長(循環器科)/小川 裕二氏
- 1984年旭川医大卒業。同大医学部第1内科入局。道内主要病院勤務、JR北海道厚生連旭川厚生病院副院長を経て、2023年10月より現職。日本循環器学会専門医。日本高血圧学会専門医・指導医。日本内科学会認定医。医学博士