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　JR苫小牧駅から徒歩10分、国道36号線沿いで開業する、サンプラザ歯科クリニック。笹川邦道院長は「自分や自分の家族が患者さんだったらしてほしいことをする」をモットーに、特に『予防とメンテナンス』を重視した歯科医療に力を注いでいる。「基本的に歯は削って治るものではありません。何よりも”歯は削らないこと“が大切で、だからこそ予防が重要なのです」と話す。そのため同院では、従来の「痛くなってから治療する」という考え方ではなく、「お口の健康を維持する」ことが歯科医院の使命と考え、定期的な口腔内の状態のチェックやクリーニング、患者ごとに合ったブラッシング指導などに特に力を入れている。また、一人一人のリスクに応じた歯ブラシや歯磨き粉なども提案している。
　さらに、生涯を通して虫歯や歯周病などの重症化を予防するため、予防歯科を保険で行えるよう、厚生労働省が認める「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所（か強診）」に認定されている。か強診とは、治療実績や設備などに関する厳しい施設基準をクリアした歯科医院のみが認定され、国内でも約15％と少なく、予防歯科における信頼の証しとなっている。
　定期的にチェックすることで、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療につなげることができる。「一度治療した歯は、天然歯と詰め物や被せ物などの人工物の境目から虫歯ができやすくなります。歯周病も再発することがあるため、治療後のメンテナンスも大切です」と笹川院長は話す。

　診療では、虫歯や歯周病治療から小児歯科、ホワイトニングなどの審美歯科、入れ歯やインプラント、プチ矯正まで、歯科治療全般に幅広く対応。滅菌処理した器具類を患者ごとに入れ替えるなど、感染症対策も徹底している。
　同院が現在、特に力を入れているのが、2021年夏に導入した、デンツプライシロナ社製の新型口腔内スキャナー「プライムスキャン」によるセレック治療と、同社が新たに開発した「シュアスマイル」というマウスピース矯正治療だ。シュアスマイルの最大の特長は、CT画像と口腔内スキャン画像を融合することで、より精密な治療のシミュレーションが可能となり、歯茎に隠れた部分の骨（顎の骨）の形態と歯根の動きを考慮した治療計画が立てられ、より安心・安全なマウスピース矯正が提供できる。さらに、シミュレーションによって適応症例の選択も正確に判断できるため、治療によるトラブルの可能性も回避できるほか、難しい症例やワイヤー矯正が適している場合などは速やかに矯正歯科専門医に紹介してくれる。
　また、セレックシステムにより最短でその日のうちにセラミックの歯が装着できる即日（1day）修復も好評だ。「仮の詰め物などは封鎖性が良くないため、だ液や細菌などが入りやすく、痛みや虫歯の原因となるので、その日に詰め物や被せ物が入るというメリットは大きいと思います。もちろんセラミックは見た目も良く、プラークが付きにくいため歯を長持ちさせるうえでも効果的です。また、従来の型取りのように苦しくないため、おう吐反射の強い患者さんにも好評です」（笹川院長）。
　その一方、前歯のセラミックや保険外の入れ歯などを製作する際は、歯科技工士の立ち会いのもと、型取りから装着まで、精細な調整を行いながら、より満足度の高い、オーダーメイドの治療を提供しているのも特筆される。「歯科技工士さんと綿密な連携を取りながら、二人三脚で一つ一つ丁寧に皆さんの歯を作っています」。

　最後に、「歯科医師は患者さんのお口の中を診ると、未来予想図が分かります。その上で、患者さんに将来的なリスクを説明し、心構えや準備のための計画を提案しています。治療や予防、メンテナンスを行うことで、少しでも長く自分の歯を残し、より健康な生涯を過ごしてほしいのです。何よりも大切なのは、患者さん自身が納得して治療に向き合うこと。そのお手伝いが私の役割だと思っています」と笹川院長は話す。