北海道、札幌市、旭川市、滝川市、苫小牧市、岩見沢市、函館市の病院情報
あなたの街のお医者さん検索、病院検索ガイド

　開設以来70余年にわたり、赤十字の理想とする「人道・博愛」の精神に基づき、西十勝の基幹・救急病院としての役割を果たしてきた清水赤十字病院。藤城貴教院長をはじめ常勤医師5人体制で診療にあたるとともに、多職種による綿密な連携のもと患者情報を共有し、入院患者には偏りや継ぎ目のないスムーズな診療が提供できる「地域医療科」を設け、少人数でも患者一人一人を包括的に支えられる総合診療体制が整う。2022年4月より、精神科医師の山田英孝副院長が就任。近年は認知症が多くなってきていることから、23年4月より、もの忘れ外来を設置し医療提供体制の幅を広げた。
　22年4月には健康管理室を設置した。同病院の職員のみならず、地域住民の特定健診受診率向上に向けた取り組みを実施している。同病院の職員の健康管理面の強化、健康増進に取り組むため、23年7月にiSuegery（アイサージェリー）のAI解析を導入。健康診断において、胸部X線写真を活用して骨評価を実施し、従業員の骨の健康増進に取り組んでいる。
　診療では、レーザー光内視鏡検査機器を導入。すい臓・胆のう・胆管がんの早期発見に有効な超音波内視鏡検査機器や、小腸・大腸用カプセル内視鏡も導入し、消化器がんの早期発見・治療により治癒率の向上に努める。21年5月より下肢静脈瘤の日帰り手術も開始した。
　また人工透析センターは夜間透析（週3回／月・水・金）を実施、仕事帰りに通えると好評だ。
　20年度より、タスクシフト・シェアを目的とした多職種チーム（通称：FACT）を立ち上げ、各部署間が当事者意識を持ち、業務改善・医療の質の向上に取り組むことによって、業務を効率的に実施する重要な役割を担っている。