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　2008年に“町が大きなホスピタル”をスローガンに、白糠町西庶路地区に開院。院名の「セセッカ」とは、アイヌ語の造語で、沸かした熱い水、いわゆる「湯」をイメージしている。
　診療は、内科・小児科はもとより、高齢者の多い地域柄、腰や膝の痛みなど整形外科疾患を訴える患者も多く、診療科の枠を越えた治療や相談にも幅広く対応している。「産科以外なら何でも診ます。ただし無理はしません。必要に応じて専門医に紹介しています」と湯屋博通院長。同院は地域のプライマリーケアの役割を果たしている。耳鼻咽喉科では、東京の順天堂大学病院より教授や准教授クラスの専門医が月2回訪れ治療にあたる。また、メニエール病などに起因する、めまい発作を抑制する道内でも珍しい機器を用いた治療も行っている。湯屋院長は予防医学など保健衛生分野にも精通し、医療講演活動にも積極的で、これまでに健康に関する講演会などを開催。「今後もさらに健康の啓蒙に力を入れたい」と湯屋院長は話す。