道南唯一の3次救急医療で高い評価
医療者の充実で良質で安心の医療を提供
同病院は1860年に設立されて以来163年目を迎えた。その間、常に研さんを欠かさず最先端医療を取り入れ、最後の砦として難易度の高い重症患者を引き受けてきた。この方針は今も脈々と生きている。例えば2022年には手術支援ロボットda Vinci(ダヴィンチ)を用いたロボット支援手術による治療を開始し、23年4月にはロボット手術センターを開設。医師や看護師、臨床工学技士など多職種が一つの部門に集約し緊密に連携することで、より安全で最先端の治療の実現を図っている。また23年7月には心臓の血液循環を補助するカテーテル「インペラ」を道南地区で初導入。救命率の向上が期待され、一人でも多くの重症患者の救命を目指している。
一方、新型コロナウイルスのパンデミックの際のICU(集中治療室)治療の脆弱(ぜいじゃく)性を解決するため、20年夏にICU稼動病床を増床。これにともないECMO(エクモ)ならびに人工呼吸器も増設。今後さらに多職種チーム医療でのICU治療の重要性は増すとの考えから、同病院独自のICUに特化した特定行為ができる看護師の養成も開始。またRRS(院内迅速対応システム)の運用を開始し、院内で患者の容態が急変した際の予後改善のための手順も構築。さらに現在、新型コロナウイルス感染下でオンライン技術が脚光を浴びているが、同病院はこれまでキーマンとなる家族が遠隔地に住んでいるため、対面での病状説明が難しい場面に遭遇してきたことから、IT技術を完備したオンラインIC室を設置。家族が同病院に来なくても患者と同席下での説明が可能となった。
「今後も患者さん中心の医療ができるよう心掛け、これからも地域と共に歩んでまいりたいと考えております」(森下清文院長)
一方、新型コロナウイルスのパンデミックの際のICU(集中治療室)治療の脆弱(ぜいじゃく)性を解決するため、20年夏にICU稼動病床を増床。これにともないECMO(エクモ)ならびに人工呼吸器も増設。今後さらに多職種チーム医療でのICU治療の重要性は増すとの考えから、同病院独自のICUに特化した特定行為ができる看護師の養成も開始。またRRS(院内迅速対応システム)の運用を開始し、院内で患者の容態が急変した際の予後改善のための手順も構築。さらに現在、新型コロナウイルス感染下でオンライン技術が脚光を浴びているが、同病院はこれまでキーマンとなる家族が遠隔地に住んでいるため、対面での病状説明が難しい場面に遭遇してきたことから、IT技術を完備したオンラインIC室を設置。家族が同病院に来なくても患者と同席下での説明が可能となった。
「今後も患者さん中心の医療ができるよう心掛け、これからも地域と共に歩んでまいりたいと考えております」(森下清文院長)
- 院長/森下 清文氏
- 札幌医科大学医学部卒業。札医大外科助手・講師・助教授などを経て2007年着任。18年8月より現職