患者の理想をかなえる治療を実施。
乳房再建は道内一の症例数
日本において美容・形成外科の患者層は20〜30代が中心。これはファッション的要素を美容外科に求めた結果だが、蘇春堂形成外科では40〜70代が圧倒的だ。これは新冨芳尚理事長が患者のQOLの向上を目指した医療を施しているから。例えば老齢化によって起こる組織の老化や機能低下などを回復することも範疇に含む。これは高齢化社会になって形成外科の必要性がさらに高まっている証拠。その一例として老人性眼瞼下垂症の治療も得意としている。
「老人性眼瞼下垂症は加齢によって瞼を吊り上げ動かす眼險挙筋と、瞼がくっついている部分が緩み、瞼が上げづらくなるため視力が正常でも視野が制限されものが見えにくくなる病気。手術によって瞼のシワを取り、挙筋を短縮することで前頭筋を使わなくても簡単に瞼を開けられるようになります」と新冨理事長は手術の有用性を強調している。実際、視野が広くなり生活が楽になるばかりではなく、高齢者に多い肩こりや頭痛を軽減することができるという。
新冨理事長は北大医学部形成外科学講座の創成にも力を尽くし、日本の美容外科学会におけるリーダーの1人。世界で初めてマイクロサージャリー(顕微鏡下)手術を美容外科に導入し、大きな反響を呼んだ。今でも韓国をはじめとする美容外科先進国などから見学を希望する医師が後を絶たない。
新冨理事長は、2007年10月に札幌で行われた第30回日本美容外科学会の会長を務めるなど、名実ともに日本を代表する形成外科医である。
「例えば腫瘍が瞼にできた場合、これを形成外科ですと、まず最初に二重の型が手術のあとくずれないように考慮して手術のためのデザインをします。そしてその腫瘍の中身が破れ出さないようにカプセルごときれいに完全に摘出し、そしてさらにきれいな傷あととなるよう丁寧に丁寧に皮膚を縫います。当院は以上の手術を手術用顕微鏡下に行いますのでほとんど目立たないきれいな傷あとですみます」と形成外科の役割を強調する。
また同院の野平久仁彦院長は、主に乳がんによって失われた乳房の再建術のエキスパート。国内では数名しかこのレベルの手術はできないが、同院長は渡米し、技術を習得。道内一の症例数を誇る。
「女性にとって乳房がなくなってしまうのは精神的にとてつもない痛み。がんへの恐怖を最後まで取ることはできませんが、乳房がないという苦痛は取り除いてあげられると思っています」と野平院長。お腹の皮膚と脂肪(自家組織)を利用する方法と人工乳房(シリコンインプラント)を利用する2つの再建術があるが、どちらも本物に極めて近い。そのため、大学の医師、開業医問わず同院長へ紹介されることが多く、それが症例数の多さにつながっている。
同院で扱う診療は事故、やけど、手術などによる傷あとや変形、眼耳鼻胸乳房四肢性器の奇形や変形、眼瞼下垂、外内反症、逆まつげ、ほくろ、あざ、シミ、皮膚腫瘍、乳房作成など形成外科一般。さらに美容外科一般として二重まぶた、隆鼻、しわとり、ワキガ、脂肪除去、乳房縮小、豊胸、陥没乳頭、でべそ、はげ、包茎、脱毛、自毛植毛、ピアス、入れ墨除去、下顎形成、脂肪吸引、コラーゲン注入、婦人科形成、ケミカルピーリング、ボトックス、IPLなど多岐に渡る。